1手目 △6二銀
前回の二枚落ちは完勝であったが、「今回勝てば二枚落ちは卒業」と言われて指した一局。

8手目 ▲4八銀
今回も、定跡の▲3六歩より先に▲4八銀と上がり、△5五歩止め型を警戒。

9手目 △6四歩
少考されたが、下手の銀の進出が早いので△5五歩止めは無理と見たよう。定跡では、△5五歩止めに対しては、▲同角以下、ハサミ銀で下手が有利になるはずだが…

10手目 ▲4七銀
…▲3六歩の瞬間に△5五歩と止める(上手の銀が5四〜4五〜3六と進める)裏定跡があり、その場合は▲5五同角と歩を取れない。

15手目 △2二銀
▲4八銀を先に上がったが、結局、定跡形に戻る。

21手目 △3三銀
定跡では△3三歩だが、ここで上手が変化。この形なら先の△1二香は大きい一手になっている。

23手目 △3四歩打
上手の左の金銀が働く形なので、この形では、10回中8回は上手が勝つらしい。

25手目 △5二金
定跡では、△7二金から角頭を攻めるのだが、今回は下手の攻撃が集中する3、4筋に金銀を集めている。

26手目 ▲6八玉
定跡では▲7八金からカニ囲いにするところだが、上手が定跡形を外して来ているので、その陣形を無視して定跡形に組むのは悪そう。上手の金銀が3〜5筋に居るので…

27手目 △1四歩
…▲7八金では壁を作っているような気がする。

28手目 ▲7八玉
1筋は戦いにならない予定なので、下手は▲1六歩とは受けない。上手の△1四歩は後で利いてくる。

30手目 ▲9六歩
9筋の歩は玉を広くするために受ける。▲9七角と使うことは無さそう。

32手目 ▲5八金
金がこちらに上がると、2筋が弱くなるような気もしたが、そこまで恐がる必要は無い、玉を固めて悪いはずは無い、と思って指した。

34手目 ▲6八銀
相手が振り飛車の時の囲い方だが、上手の金銀が3〜5筋に集まっているので、この囲いで良いと思った。

35手目 △4四歩
▲4四同歩と取ると、上手の金銀が調子良く進出して来そうなので、素直に取らない。 ▲4四同歩、△同銀右、▲4五歩でも良かったと思うが。

36手目 ▲3七桂
上手も△4五歩とは取り込めない。

37手目 △4三金
金銀が集中して、突破が難しくなってきた。上手の左翼の金銀が働いている形なので下手は苦戦かも知れない。でも、上手が守勢なのであまり苦しいとは思わなかった。

38手目 ▲5六歩
▲5五銀と出たかったのだが…。

39手目 △2四銀
うっかり▲4四歩、△同銀、▲4五銀のようにぶつけると、一旦△3三銀右とかわした後△3五銀で飛車を殺される。この時、△1四歩が利いている。飛車を助ける▲4六飛…

40手目 ▲4四歩
…でも△3五銀以下、押え込まれる。

42手目 ▲4五桂
飛車の逃げ道をあけたが、ちょっと苦しい。

45手目 △同 銀
△4五銀と桂馬の方を取られる変化(銀桂とも取られる)が気になったが、一旦、飛車を逃げておいて、次に▲1一角成で良い。

46手目 ▲3九飛
ここで飛車を逃げずに、▲3五同飛、△同歩、▲4一銀(▲1一角成も良い)、△4二金寄、▲4四歩で勝ちになる。

47手目 △4四歩打
感覚的には▲3九飛よりも▲3五同飛(カニ囲いではないから、飛車を渡してもすぐには危なくならない)だと思ったのだが、後の変化が読み切れずに、飛車を逃げた。

49手目 △同 桂
△同桂と取らずに△4二金寄と逃げれば、▲3二銀と打ち込むつもりだった。

52手目 ▲7五歩
3、4筋は、まだまだ堅いので、一転して玉頭を攻めるのが筋ではあるが…。

53手目 △7六桂打
うまそうだが、この両取りはあまり厳しくない。感想戦では、単に△7五同歩と取っておき、△7六桂は後にしたほうが良いという話になった。

56手目 ▲4八角
▲3七角と使う可能性も考えて、▲5七角ではなく▲4八角と引いた。

58手目 ▲同 金
▲8八玉、▲7九飛の形にすることも考えた。

62手目 ▲7五歩打
△7五同玉なら、▲6六角と王手で出て調子良い。

68手目 ▲7四歩
▲7四成銀と引くと、後で▲7五角と出られなくなる。

72手目 ▲6五歩
この▲6五歩が好手と言われたが、▲6六歩の時から、歩を2手進めて角筋を通すつもりだった。

74手目 ▲7五角
この角出で良くなったようだ。

76手目 ▲7七桂
左の桂馬まで攻撃に使って、好調。

78手目 ▲6五桂打
持ち駒に金銀が無いので、詰めろは掛かったが、すぐには寄らない。

82手目 ▲2五桂打
もう一度▲6五桂打も考えたが、王手は追う手。桂馬を渡しているので、△7六桂や、角が移動すれば△6六桂の反撃があり、ゆっくりしていられない。

83手目 △2四銀
金が逃げても▲3三金と打ち込むので、上手は銀を引いて苦しい受け。

86手目 ▲2五桂打
6、7筋から追うだけでは、なかなか捕まらない。

89手目 △4一桂打
▲3三桂成と拠点の駒を無くしてしまうと寄せにくくなり、上手の反撃が間に合ってしまう。

90手目 ▲3五歩打
ここで△7六桂と打たれても、無視して▲3四歩と進める。

92手目 ▲3四歩
3三の地点の勢力は3対3なので、次に▲3三金と打ち込めば終わる。

93手目 △3五歩打
飛車先を止めて、次に△3四玉と歩を払えば、受かってしまうように見えるが…。

94手目 ▲同 飛
△3五同銀なら、3三の地点の勢力が2対2になるので、▲3三金で詰み。

96手目 ▲3三歩成
△同桂は▲3四金以下の詰み。△同銀も▲同桂成、△同桂、▲3四金。

98手目 ▲3四と
以下即詰み。